オーストラリア留学体験記

私学英語教員のオーストラリア留学体験記

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私学教員のお仕事①【電話応対】

 今回は、私学教員のお仕事①

電話応対】についてお伝えします。

 

 ちなみに私は、新卒1年目で私学教員になりましたが、

一番始めに学年主任の先生から教わったことが

電話応対でした。

 

 

電話応対

1番に取る

 電話が鳴ったら、どの教員よりも早く(という心掛けで)、

受話器を取ります

(学年主任席に電話がある場合もあり、職場によります。)

これから先、若手は特に、先輩教員にフォローされることも多いので、

できることから進んで引き受けましょう。

大抵、伝言を承るか、他の先生に代わることが多いです。

 

 ※早く取る=早く対応(早口で)ではありません。

電話を取ってからは、焦らず、ゆっくりと、正確に、対応しましょう。

 

担当の先生に代わる

 担任の先生から「私が〇〇さん(保護者)のは取るから」と言われる場合もあります。

また、保護者の方から、「〇〇先生お願いします。」と言われる場合もあります。

その際には、素早く受話器を代わり、

臨機応変に対応しましょう。

 

 

明るく挨拶

電話始め

 朝、電話がかかってきた際は、

おはようございます。〇〇中学高等学校、中学(高校)△年◆◆でございます。」

明るく、高めの声で言いましょう。

 また、電話を変わる際などに、

相手を待たせていたら、「お待たせいたしました。」と一言入れると良いです。

 

電話終わり

 電話の終わりには、「では、◆◆が承りましたので。失礼いたします。」と締めましょう。女子校の先生は、「ごめんください。」と締めくくる先生も多かったです。

 いずれも「失礼いたしま-す。」「ごめんくださ-い。」と語尾を少し長くすると、

柔らかく優しい響きになります。

 最後は、保護者の方が切ってから電話を切る(という意識で)います。

 

クッション言葉

 保護者の方にこちらから頼む際に、「恐れ入りますが」「お手数ですが」「失礼ですが」と一言添えると良いです。

 例えば、「恐れ入りますが、もう一度お名前を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」などです。その後、「ありがとうございます。」も忘れずに言いましょう。

 

メモする

  電話にも出る際、色々な担任の先生への伝言が多くなります。

必ずメモして、担当の先生に伝えるようにしましょう。

 

メモ用紙

 付箋サイズのメモ、または、学校の電話伝言用の用紙を用意します。

 

メモすべきこと

  1. 日付 
  2. 名前(保護者・生徒) 
  3. 所属クラス(生徒) 
  4. 時間(電話を受けた) 
  5. 内容

をメモしましょう。

 

日付

 電話を受けた日の日付を書きます。

 

名前の確認

  生徒の名前は、名字が被る生徒がクラスにいる場合もあるため、確認しましょう。

「〇〇(生徒氏名)の母ですけれど」と言うお母さんに続いて、

〇〇さんのお母様でいらっしゃいますね。お世話になっております。」と言います。

 

 実は、名前を復唱することで、

担当の先生に電話を代わりたい際や、

他の先生へ助っ人を頼む際に、

どなたからの電話なのか周囲の先生と情報を共有することで、

その後の対応がスムーズにいきます。

 

名前の書き方

 

 メモには、生徒の氏名(カタカナ)保護者(父・母)で書くと、早く書けて良いです。

 

例)オオサワ カレン(母)  

  ミカミ ユウヤ(父) など。

 

 また、生徒の名簿が手元や目に見える場所にあると、簿と照らし合わせながら、名前も確認できるので、オススメです。

 

 

内容の復唱

 電話は、声だけの伝達であるため、間違う場合があります。

 特に、朝の時間帯、連絡が沢山入って、忙しい時に要注意です。必ず復唱して、確認しましょう。

 また、インフルエンザであるかないか等、出欠管理等の対応が変わってくるものには注意が必要です。たとえ伝言内容のメモが取れてたとしても、確認のため、復唱しましょう。

 ちなみに、私は一度、この確認を怠り、先輩教員にかなり怒られました...汗

 

伝言メモの渡し方

 担当の先生がその場にいない場合は、担当の先生の机上で目に付くところに置きましょう

 また、担任の先生への伝言で、担任の先生がお休みの場合、代わりに担当する副担任の先生の机上へ置きます。

 担当の先生が席にいる場合は、口頭で内容を伝えながら、メモを渡しましょう

 

 

まとめ

 電話応対では、声だけの伝達になるため、

明るい挨拶することで、印象をよくしましょう。 

 また、伝言に間違えのないよう、復唱、確認をとりましょう。

これだけ、おさえていれば大丈夫です!

 

 丁寧にやろうと頑張っている姿は、受話器の向こうの相手にも伝わります

敬語など、多少間違えても、始めは大丈夫です。

 はじめから、全てできる人はいないので、経験を積みながら、覚えていきましょう!

 

 

 

  p.s. 未来の学校では、

PC上で出欠連絡を済ませるなど、

連絡手段が教員の負担の減る方向へ変わるかもしれません。

 ただ、緊急時など、電話での応対も必要だと思うので、

その際に是非、活用してください!

 

 

 以上、私学教員のお仕事①【電話応対】

についてお伝えしました。

 

 新任教員、教員志望者の方に、

少しでもお役に立てれば、幸いです。