夢見た
教員生活も
仕事が始まると、
日々の仕事でいっぱいいっぱい...!
いつの間にか、
疲れ果て、
キラキラした理想の教員生活とかけ離れていた...。
これは誰もが一度や二度...経験することです。
私自身、挫折し、一度辞めた1年目。
教員へ戻って5年目の
今だからこそ感じる
こうすれば良かった...
ことがたくさんあります。
今回は、
私学教員の現実・理想とのギャップと対処法についてお伝えします。
問題1: 生徒指導に時間を取られる
教員1年目の職場では、
生徒指導が驚くほど長い。
生徒を泣かせるまで、
叱りつける先生に違和感を覚えました...。
対策:本当に大切な時だけ叱る
仕事の軽重を区別し、
軽いもの(生徒指導)に対しては、
短く済ませる
ようにしましょう。
そもそも生徒指導とは、
子供達を良くするためのものです。
科学的な統計では、
上から叱りつけるなど、圧力をかけることは
効果がないことがわかっています。
それどころか、
生徒との信頼関係にひびが入ってしまいます。
(私自身、教員2年目で下手な叱り方をし、
生徒との信頼関係が崩れた苦い経験があります...。)
TOSSのサークルでは、
叱ることはほぼしない
と宣言されているほどです。
生徒の話をよく聞き、
「次〇〇しないようにするには、どうすれば良いかな?」など聞き、
短時間で済ませましょう。
また、日々の雑談やコミュニケーションを通して、
生徒の様子を観察し、
普段から生徒一人一人の良いところをメモしたり、認めると、
生徒指導の際にもスムーズです。
問題2:保護者面談に時間がかかる
限られた時間の中での保護者面談。
私立では1クラス40人以上の保護者の方に
対応する先生方も多いのではないでしょうか。
対策1:時間を宣言する
RTF教育ラボの村上さんによると、
保護者面談の始まりに
「次の方もいらっしゃるため、
面談時間は
〇〇分とさせていただきますね。」
と始めに時間を宣言する
とスムーズに進むそう。
その後、時間が来たら
「続きのお話がありましたら、
後日また電話などで対応させていただきたいと思うのですが...。」
などと言うと、
ほとんどの保護者の方は
「大丈夫です。」
と満足されるのだとか。
面談の時間の長さより質
にこだわりましょう!
問題3: 他の先生になかなか相談ができない
私が新卒1年目で務めた学校は、
新卒の人を雇った経験がなく、
当時、指導教諭(? 本人も認識がなかったようですが....)
の先生に質問に行くと、
「自分で考えるのよ。」と言われました。
当時は、
上司に頼りたいだけにショックでした...。
対策1:自分で考える
海外では、
始めから一人前として働くことが求められ、
自分で考えることが
当たり前です。
プロとして自立しなければならない
と言う面で、
苦戦しつつも
成長できる場面でもあります。
まずは、一人で考えてみましょう。
対策2:相談しやすい先生に聞く
一人で考えても解決が難しい場合、
自分の考えを持ちつつ、
まずは、一緒に仕事をしている
同じ学年・教科を担当している
先生に相談してみましょう。
教えることの好きな先生も多いため、
忙しすぎなければ、
快く応えてくれることも多いです。
また相談がきっかけで、
より信頼関係も深まります。
ただし、頼り過ぎは禁物。
自分でその場で判断する力も大切です。
状況を見ながら、
頼りすぎて迷惑にならないよう気をつけましょう。
対策3:セミナーに参加する
学級経営・授業の基礎基本を学ぶおすすめセミナー
小学校教員向けに本も出版していらっしゃる
野中信行先生のセミナー オンライン教師1年目の教室で
学級経営や授業の基礎・基本を学べます。
野中先生やセミナーを運営している他の先生方が小学校教員であるため、
小学校教員向けです。
とはいえ、
中学・高校教員の方へも活用できるスキル・考え方
を多く学べます。
毎年、4~7月に初任者~若手教員向けに開催されます。
もちろん、経験数問わず、
中堅以上の先生方も参加可能です。
土曜日の夜、Zoomでの参加になるので、
多くの先生方にとっても
参加しやすい時間帯です。
セミナー後、
野中先生や他の先生方へ直に質問・相談することが可能です。
私自身も感想をチャットで書いたところ、
「1年目は、過ぎただけで◎」
などコメントを返してくださり、
過去の苦しかった経験を認められた気がして、
勇気づけられたことを覚えています。
ちなみに、今では有名な野中先生も
学級崩壊した経験があるのだとか。
大先輩の先生方のお話を聞ける貴重な機会でした。
元小学校教員の星野達郎さんが
運営するオンラインサロンです。
学級経営はもちろん、学校の働き方改革や
教員としての考え方の部分を
有識者やさまざまな背景を持つ教育に熱意のある方や
先生方からの講演を聞くことができます。
オンラインで参加可能のセミナーが多いです。
オフ会の交流もあります。
会員になると
過去の動画も視聴可能です。
こちらも小学校教員の方が多いですが、
中高の教員も参加可能です。
私自身が印象に残ったセミナーは
学校で日々起こることを
優しい、楽しい、笑いに変える
元小学校教員で落語家の
楽亭じゅげむさんのセミナーでした。
学校で叱るとなってしまうような場面を
ユーモアを交えて、状況を捉えるセミナーでした。
例えば、体操着を間違えて
一人だけ着てきてしまったとき..
「そんなに楽しみなんだね!やる気満々だなぁ」など。
そんな捉え方ができると、
子供たちも先生側もストレスが和らぎ、
温かい学校現場になるなぁ
と感じたセミナーでした。
オンラインで講座を受けることができます。
教員個人向けコンサル(実際に授業を見てもらい、アドバイスを受けるサービス)
もあります。
ZOOMでの参加することができます。
セミナー前に早めに入ると、
主催者の村上さんとお話することもできます。
気さくで、初対面でもとても話しやすい方でした。
セミナーを受ける前に
メールで講座で使うワークシートが送られてくるので、
セミナー前に印刷します。
少人数でのセミナーのため、アットホームな雰囲気で、
村上さんに直にアドバイスやコメントをもらいながら
授業や保護者対応、学級経営などについて
学ぶことができます。
他の参加者と意見を共有する時間も多く、
参加型です。
セミナーを受ける方は特に、
こちらの本があるとより深く学ぶことができ、
おすすめです↓
senseiportal.com
SENSEIイベントポータルにて、
全国の先生向けの勉強会やイベントに
申し込むことができます。
-
SNSで無料セミナーに参加してみる。
Xやfacebookなどでも、教員向けのセミナー情報が日々発信されています。
私自身は、教員のLineグループ(オープンチャット)などから
興味のあるセミナーに参加することも多いです。
私が参加しているLineオープンチャット(ご参考までに...)↓
- 教師の仕事術
- 授業と学級経営研究会
- 教師力向上グループ
- 神奈川通信LINE
など。
いずれもグループ自体には、
匿名で参加することができ、
安心して参加できます。
対策4:本やYoutubeで情報収集する
先輩の先生方の書いた本やYoutubeでの情報が参考になります。
教員向けおすすめ! Youtubeチャンネル
www.youtube.com
新任先生の悩みに答えてくれる「ミサエラジオ」シリーズ
www.youtube.com
新任教員あるあるの場面を楽しく教えてくれる
「お笑い初任者研修」シリーズ
www.youtube.com
他にも経験豊富な先生方のやり方を教えてくれるチャンネルが盛りだくさんです。
「トモ先生チャンネル」
www.youtube.com
星野達郎さんのYoutubeチャンネル
www.youtube.com
現役小学校教員のみっきー先生チャンネル
www.youtube.com
明治図書の授業力&学級経営力シリーズは、
小学校~中学校の様々な先生の話や経験談を交えた
先生が実際に使っている生徒や保護者の方への言葉がけやスキルが
盛り沢山に載っていて
参考になります。
古本も購入可能です↓
[rakuten:bookoffonline:15457209:detail]
[rakuten:bookoffonline:15572879:detail]
1冊手元にあると、
この状況のときどうすれば良い??
のような困った状況で
相談相手になってくれます。
また、こちらも若手教員向けにおすすめです↓
「あなたらしさがある。それを武器に!」
と優しい言葉で応援してくださる、
樋口万太郎先生と
Instagramでの発信で有名な小谷宗先生による共著です。
www.youtube.com
問題4: 授業準備が間に合わない
1年目、私は中1、中3、高3
3種類の授業を週16コマほど担当しました。
授業は当時は必死でしたが、
今振り返るともっとこうできたなということがあります...。
対策1: 授業は教科書通りに進める
「授業は、教科書通りに進める。
面白いことをしなくて良い。」
これが基本ということを
野中信行先生のセミナー
オンライン教師1年目の教室で学びました。
生徒にとっては、
教科書がわかるようになることが
第一のステップです。
まずは、教科書を熟読して
生徒のつまずきやすいポイントを探してみます。
対策2:参考書を参考に授業計画をする
授業計画には、
365日の全授業シリーズがおすすめです。
活動のアイディアや
板書の仕方など
経験者の先生方の方法が
シンプルにわかりやすくまとまっています。
板書はどうすれば良いのか...?
どうやって授業しよう...?
など
初めて教員として子供たちに教える時にはつきものです。
そんな悩みや疑問
にヒントをたくさん与えてくれます。
外国語
外国語の授業(中学1年生)
[rakuten:hmvjapan:23497474:detail]
外国語の授業(中学2年生)
[rakuten:hmvjapan:23497471:detail]
外国語の授業(中学3年生)
[rakuten:hmvjapan:23497467:detail]
他の教科もこちらが参考になります。
数学
数学(中学1年生上)
[rakuten:book:20301373:detail]
数学(中学2年生上)
[rakuten:book:20301377:detail]
数学(中学3年生上)
[rakuten:book:20301378:detail]
社会
社会
[rakuten:book:20904075:detail]
[rakuten:book:20904083:detail]
[rakuten:book:20904093:detail]
理科
理科(中学1年生)
[rakuten:hmvjapan:23497487:detail]
理科(中学2年生)
[rakuten:booxstore:13083654:detail]
理科(中学3年生)
[rakuten:book:20904064:detail]
小学校向けも充実しています↓
[rakuten:booxstore:12779763:detail]
[rakuten:book:19965513:detail]
[rakuten:book:20279586:detail]
[rakuten:book:20279581:detail]
是非あなたにあった教科・学年のものを
何冊か探してみてくださいね。
以上、
私学の現実・理想とのギャップ対処法【新卒の先生を応援したい】
についてお伝えしました。
新任教員のあなたへ
少しでも何か不安や重荷の解消につながれば幸いです。