オーストラリア留学体験記

私学英語教員のオーストラリア留学体験記

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私学教員になった経緯

 今回の記事は、

私が、私学教員になった経緯について、

お話したいと思います。

※あくまでも、個人の経験談です。

 

 

公立教員を目指すが..

 実は、「様々な環境にある子供たちを助けたい」

という漠然とした正義感から、

始めは公立の中学校の先生になろうと、

教員採用試験の勉強をしていました。

 

小論文が書けない..

 公立出身の先生が教えてくれる、

小論文の講座へ行ってみたのですが、

驚くほど古い建物だったからか、

周りの雰囲気に馴染めないからか、

どこか気持ちが落ち着かず...。

 

 その場で会った女の子に

先生に「目から素直さがわかる、教員に慣れる」と褒められたと

嬉しそうに話された時にも、

素直に「すごいね」と言えず..

 

  東京アカデミーに教員採用試験の模試を受けに行っても、

小論文のテストの時間に、早退する始末でした...。

 

無理している自分..

 自分の中で、

「公立の教員になる!」と言っていたものの、

どこかで無理している感覚がありました..。

 

 母にも、公立の学校が私に合うかどうかと心配されていました。

私自身、公立の学校の経験がないので、

実は全くイメージがありませんでした。

 

 しかし、当時の私は、闇雲に勉強している状態でした...。

 

公立の校長先生のお話を聞いて..

華奢な私は..

 なんとなく感じていた

違和感をはっきりさせてくれたのが、

大学で、同じ大学出身の

公立の校長先生の講演を聞いた時でした。

 

 面接のコツを学生が聞いたときに、

「元気で、大きな声でハキハキした人が良いですね。

華奢な人は大丈夫かなと思う...。

と言われた時に、

 

私は華奢で細いし、

この校長先生との面接だと受からないと確信しました。

 

母校での教育実習

 そんなこんなで、結局、就職先もまだ定まらずに

迎えた教育実習でしたが、

気持ちに大きな変化がありました..!

 

華奢な先生との出会い

 私と同じような先生(華奢で若い女の先生)が、

数学科にいました。

 また、その先生だけでなくて、実は、

家庭科、英語、など様々な教科にも..。

 

 ここなら私も働けるかもしれない!

感じました

 

 また、公立の校長先生のおっしゃっていた

大きな声でハキハキとした先生ばかりでなくて、

無理していなさそうに見えました

 

 いろんな先生の個性が輝いて、

生き生きと働いているように見えました。

 

若い先生との出会い

 私が卒業してから、4年間ほどで、こんなにも変わるのかというくらい、

学校では、若い先生が新しい風を吹かせていました

 

 私が在学中にいなかった先生が多く、

また、ベテランの先生も若い先生にどんどんと仕事を任せていて、

教育の、時代の流れに沿って変わっていく姿を目の当たりにし、

明るい未来があると思いました。

 

可愛い後輩たちとの出会い

 母校の私立中高一貫校で、

可愛い後輩を目の前にして、

気が引き締まりました。

 

 英語への悩みを抱えた子もいて、

少しでも英語を好きになってもらえるよう、

頑張ろうと思いました。

 

 自分の気持ちが伝わったのか、

生徒が慕ってくれ、

中には先生を目指しているという子が相談に来てくれたりしました。

 

教育実習で聞いた母校の先生の思い

 在学中、お世話になった美術の先生が、

「生徒から傷つくような言葉を言われることもあるけどね..」と本音で

同じ目線で、教員の立場として話してくれた時に、

今までの背景に、

こんな先生の思いがあったんだと、

感激したのを覚えています。

 

 生徒だった頃には、

気付くことのできなかった

先生方の思いここに至るまでの努力を感じました。

 

人間相手のプロフェッショナル

  ベテランの国語の先生が、 

「保護者の方からの電話で、中には、

そんなつもりでは...と思うようなことがあるけれど、

そういう時には、誠意を持って、謝るんですよ。」

というお話を聞いて、

 

 先生の仕事を通して

色んな人との信頼関係を築く、

人間相手のプロフェッショナルになれる

感じました。

 

 実は、その前にも、

一般企業の就職説明会にも足を運んでいたのですが、

ある総合商社の説明会で、採用担当の人が、

「最後は人間同士だから、言語がたとえ伝わらないとしても、

人間として気持ちが伝わることもある。」

という話を聞いていて、

感動したこともあり、

人相手の仕事への魅力がますます増しました

 

教育実習後、教員へ

 忙しかったけれど、

やりがいのあった教育実習の体験から、

私学の教員になろうと決心したのが、

教育実習の終わった10月でした。

 

 それから、模擬授業も

教育実習でお世話になった可愛い生徒をイメージし、

やったところ、トントン拍子に事が進み、

私立の母校と似たところで、

1校合格をいただきました。

 

長いようであっという間 

 3校申し込んだ内の1校が合格したので、

合格にたどり着くまでは、

紆余曲折あったのですが、

今思えば、長いようであっという間の

就職活動でした。

 

 

 試験のことなど、詳しいことは、また次回の記事に書きたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました..!

 

※あくまでも個人的な経験談です。

公立の中学校で生き生きと働いていらっしゃる先生にも

何度もお会いしました。

 

教員を目指している方に

少しでも参考になれば幸いです。