オーストラリア留学体験記

私学英語教員のオーストラリア留学体験記

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TESOLで学んだSignals(合図)の出し方

 

授業中、生徒の注目を集めたいときに有効なのが

Signals(合図)を出すこと。

 

経験のある先生方は

生徒へのSignals(合図)

授業の中で自然とやられています。

 

今回は、TESOLで学んだ生徒への注意を引くための合図

"Signals"について、

TESOLトレーナーのアドバイスを含めて

いくつかまとめてみました。

 

 

TESOLについて興味のある方は

是非こちらもご覧ください。↓

wembleypark2019.hatenablog.com

 

 

 

1. 短い一言での合図

OK .

Allright. 

Now,...

 

OK, class.

All right, everybody. 

 

クラス全体に呼びかけるように

一言言います。

また、こちらに完全に注意が向くまで

待つことも大切です。

教員から距離の遠い生徒、

グループワークの場合は、

背を向けている生徒の反応が遅くなりがちですが、

数分待つことでこちらに視線を集めることができます

 

TESOLトレーナーの先生からのTips: 待つ時のコツ

活動中などで、数分してもなかなか注目が集まらない場合、

ただ待つだけでは

生徒から全く気づかれません。

 

一部の生徒が気づかない場合、

まだ気づいていない一部の生徒に向けて

わざとじっと視線を送る

ことがコツです。

 

あくまでも気づいてもらうこと前提で、

こちらから気づいてもらえるように働きかけながら

待ちます

するとすでに気が付いていた周りの生徒も

まだ気づいていない生徒の方を少し気にし始め...

最終的に教員から自分たちが視線を送られていたことに

気がつき、

注目を集めることができます。

 

2. 合図+次のテーマを伝える

"Ok, let's move on to our next activity."   「次の活動に移ります。」

"Ok class, it's time to practice. "      「練習しましょう。」

 

短い一言の合図後に、

生徒が次に取り組むことを簡潔に

伝えると、

次の活動がスムーズに進みます。

また、この後に生徒がどのようにして取り組めが良いのか、

指示も一緒に出すと良いです。

 

指示の例

"Do it on your own."              「一人で取り組みましょう」

"Work individually."

"Work alone."

     

"Work with your partner."    「パートナーと取り組みましょう。」

"Talk together."

"Work together."       

 

"Work in groups."            「グループで取り組みましょう」

"Check in your group. "

 

教室に音を響かせる

タイマー、タンバリン、手を叩く、

黒板、ホワイトボードを叩く、など

音を出して

生徒の注目をこちらに向かせます。

 

(ピピピ(ストップウォッチの音を鳴らしながら)) "Time's up!"

(ホワイトボードをコンコンと叩きながら)    "Ok. Now, Look at the whiteboard."

 

など言葉を添えながら、

音を出すことも効果的です。

 

 

黒板・ホワイトボードに書く

視覚的に生徒の注目を集めます

生徒の活動中に

こっそりと書きながら、

「何を書いているんだろう?」

「次は何をするんだろう?」と

段々と注目をこちらに向かせることもできます。

 

逆に、生徒に活動中を途切れさせたくない場合は、

生徒の活動中に

生徒の見える場所で書くことは

あまりお勧めしません。

 

実物を用意する

こちらも視覚的に生徒の注意を引きます

生徒が「なんだろう?」

と自然と注目を集めることができます。

 

実物が大きい場合は、クラスの前にみんなから見える位置に置く、

実物が小さい場合は、

生徒を教室の前の方に集めて見せることも◎です。

 

 

 

以上、TESOLで学んだSignals(合図・注意の引き方)

についてお伝えしました。

生徒の注目を自然と集めることができると、

授業もスムーズです。

 

少しでも参考になれば幸いです。