オーストラリア留学体験記

私学英語教員のオーストラリア留学体験記

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TESOLで学んだ英語授業・机間巡視10のポイント

 TESOL Certificate4コースで学んだ、

英語の授業での、

机間巡視10のポイント

をお伝えします。

 

 TESOLを学んでいなくとも、

これらを自然とやられている先生方も

多いのではないかと思います。 

 

机間巡視の10のポイント

1: 生徒が正しい課題に取り組んでいるか

  先生の指示の後、

生徒が指示通りに

正しい課題に取り組んでいるか

確認します。

 


2: 生徒が先生の指示を理解したか

 

 先生の指示を生徒が聞き逃してしまったり、

指示が分かりづらかった場合があります。

 

数人に指示が通っていない→個別にフォロー

複数の生徒に指示が通っていない→ 全体に指示を入れ直す

 

など生徒の状況によって、臨機応変に対応します。

 

また、「今〇〇さんが教科書見返しているけど、

前の授業でやったことを振り返ることもとても大切ですね!」

望ましい行動をしている生徒を褒めると、

他の生徒へのアドバイスにつながります。

 

3: 生徒にペアの相手がいるか

 ペアワークやグループワークの際、

ペアがいなかったり、

グループから外れている生徒がいたら、

"three together." 「ここ3人でやってごらん。」

などジェスチャーを交えながら、

入れるようにフォローします。

 

4: 生徒の課題の進み具合はどうか

 時間を設定しても、生徒の進み具合が

先生の予想より早かったり遅かったり...

 

どのくらい生徒が進んでいるか進度を

チェックします。

 

早めに切り上げたり、

遅めに設定しなおしたりして

適宜、時間を調節します。

 

5: 早く終わった生徒がいるか

 早く終わった生徒を見つけたら、

課題を与えます。

 

英語なら単語の練習、英語の本を読む、ペアチェック

など...

早く終わった人の課題を

予め指示を出しておくと◎

 

 

6: 生徒の英語に間違えがないか

  ライティング、スピーキング

生徒の発した英語に間違いがないか*チェックします。

 

*その場で間違いを直す場合は、優しく直します。

 ミスを気にしすぎて、話しづらくなると良くないため、

 その場で直さずに後にフィードバックするのも◎

 

 フィードバックの仕方として

間違えのある文章を黒板に書き、

生徒に見つけさせる方法もあります。

 

リーディング、リスニング

問題への生徒の回答をチェックし、

どこにつまずいているのか確認します。


  後のフィードバックで、

生徒のつまづいていた文法や言葉に焦点を当てて

クラスで一緒に確認します。

 

7: 生徒の良い言語表現がないか

 ライティングやスピーキングで

生徒が使っていた良い表現を褒めます。

 先生が生徒の活動中に実際に見聞きしたものを
黒板に書くと◎

 

 英語学習へのモチベーションが上がり、

他の生徒の言語表現からも

学ぶことができます。 

 

TL(Target language:その日の授業で学んでいる文法)

であれば望ましいですが、そうでなくても良いでしょう。

 

8: 生徒の面白い発言などをピックアップ(フィードバックで使う)

   生徒の興味深い話などを聞いて、
メモしておきましょう。

 

その後のフィードバックで、

"I heard something interesting right there...

Can you tell everyone, 〇〇(stuent's name)?"

のように生徒に促し、

クラス全体でシェアするのも良いです。

 

9. フィードバックの際、誰を指名するか決める。

   例えば、話が盛り上がっていたグループを当てる、

悩んでいたが解決した子を当てる等、

先生の意図に沿って、

机間巡視中に指名する生徒を決めます。

 

「さっき〇〇について盛り上がっていたグループがあったんだけど、

聞かせてくれる?」

"I heard an interesting topic in this group. 

 Can you share with us?"

など共有すると◎

 

10. 生徒に質問があるかチェック

 

 

 生徒の中には、

クラス全体で質問するよりも、

個別に質問する方が緊張せずに済む場合があります

 

いつでも先生に聞いて良いという雰囲気

聞きやすい距離に近づく

身体を生徒の方に向ける

などが大切です。

 

注意事項

タスクの目的によっては、生徒の邪魔をしないように気をつける。

スピーキング活動中

 スピーキング活動中など、

話すことを練習するのが目的な場合、

先生が生徒に接近しすぎると、

先生のことが気になってしまったり、

先生に話しかけてしまったりと、

生徒同士でのせっかくの練習が中断されてしまうことがあります。

 

あくまでも、先生はサポーターとして、

生徒に近付き過ぎずに、生徒の活動をそっと観察する

ことが求められます。

 

リスニング中

 リスニング中、

先生が生徒の側をウロウロしたり、

音を立てたりしては、

生徒の集中力を落とすことになります。

 

 リスニングの際は、

先生は教室の前に立つ または 座る ようにして、

静かに生徒の様子を観察すると◎

 

リスニング後に、生徒同士でペアチェックさせ、

その際に近付いて、机間巡視すると◎です。

 

リーディング中

 リスニング中同様、リーディング中は、

生徒の邪魔にならないように配慮が必要です。

読んでいる途中の生徒には、

近付きすぎないように注意しましょう。

  

 

 

 以上、 英語授業・机間巡視10のポイント【Tesolコース】について、

お伝えしました。

 

これらのテクニックは全てTESOL Certificate Ⅳコースで学びました。

 

ちなみに、

私がオーストラリアのTESOL Certificate Ⅳコースに興味を持ったのは

留学情報館の無料説明会に参加したときでした↓

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スタッフ自身が世界各地の留学経験者なため

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TESOLコースに興味のある方へ

少しでも、参考になれば幸いです。