どんなに計画しても、
生徒を目の前に
上手くいかないことがあるのが、生の授業...。
解決法さえわかれば、
冷静に対処できます。
今回は、TESOLで学んだ
英語授業中の問題・解決策についてお伝えします。
- 問題1 : 生徒の課題の進み具合に差がある。
- 問題2: 課題を与えたが、机間巡視すると、生徒みんなが間違ったことをしていることに気づく。
- 問題3: ライティングの課題で、文法のミスを何度もする生徒がいる。
- 問題4: 大半の生徒が、リーディングの問題のうち1問を間違えている。
- 問題5: ほとんどの生徒がリスニングの質問の答えを間違えている。
問題1 : 生徒の課題の進み具合に差がある。
例) 既に課題の終わった生徒もいる一方、
スタート地点にいる生徒もいるとき...
解決策1
早く終わった生徒に見直しさせ、間違いを直させます。
教員が間違えている箇所に線を引いたり、
生徒の直すべきところを伝えたりすることも◎
また、追加の課題をやらせても良いです。
その間に、課題に時間のかかっている生徒の手助けもします。
問題2: 課題を与えたが、机間巡視すると、生徒みんなが間違ったことをしていることに気づく。
例) 教員の指示が上手く伝わっていなかったとき...
解決策2
全体の作業を一度止めて、分かりやすい説明、例を表示したり、
指示の確認を再びします。
少数の生徒のみが間違えていた場合は、
個人的にアドバイスして
直させます。
問題3: ライティングの課題で、文法のミスを何度もする生徒がいる。
例) "She always play tennis."など、
3人称単数の後に続く動詞に's'をつけるのを
何度も忘れる生徒がいる一方で、他の生徒は大丈夫であるとき...
解決策3
文法ミスを直接訂正するのではなく、
生徒にヒントを与えたり、 答えの発見を促すような発問をします。
などの対話を通して、
生徒自身に間違えを直させます。
問題4: 大半の生徒が、リーディングの問題のうち1問を間違えている。
例) 数人しか正しい答えに辿り着けていないとき....
解決策4
文章を板書し、生徒に問題の答えがどれであるかペアで相談させます。
正しい答えを示した生徒を指名し、
本文中の証拠に下線を引いて答えを確認させるか、
またはクラス全体から正しい答えを引き出します。
問題5: ほとんどの生徒がリスニングの質問の答えを間違えている。
例) 机間巡視して、ペアチェックを促しても、
生徒の中でもなかなか答えが一つに絞られていないとき...
解決策5
もう一度、音声を流し、答えの部分のすぐ後で音声を止めます。
その際、もう一度聞く前に、答えの発見を促すような発問やヒントを与えてもよいです。
可能であれば、再度ペアチェックをさせ、フィードバックの際にわかりにくかった部分を確認させます。
以上、
TESOLで学んだ 英語授業中の問題・解決法についてお伝えしました。
あくまでも解決法の1例に過ぎませんが、
少しでも参考になれば幸いです。