オーストラリア留学体験記

私学英語教員のオーストラリア留学体験記

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TESOLで学んだ英語授業中の問題・解決策

どんなに計画しても、

生徒を目の前に

上手くいかないことがあるのが、生の授業...。

 

解決法さえわかれば、

冷静に対処できます

 

今回は、TESOLで学んだ 

英語授業中の問題・解決策についてお伝えします。

 

 

 

問題1 : 生徒の課題の進み具合に差がある。

  例) 既に課題の終わった生徒もいる一方、

      スタート地点にいる生徒もいるとき...

 

解決策1

  早く終わった生徒に見直しさせ、間違いを直させます。

教員が間違えている箇所に線を引いたり、

生徒の直すべきところを伝えたりすることも◎

 

また、追加の課題をやらせても良いです。

その間に、課題に時間のかかっている生徒の手助けもします。

 

問題2: 課題を与えたが、机間巡視すると、生徒みんなが間違ったことをしていることに気づく。

   例) 教員の指示が上手く伝わっていなかったとき...

 

解決策2

 全体の作業を一度止めて、分かりやすい説明、例を表示したり、

 指示の確認を再びします。

 

 少数の生徒のみが間違えていた場合は、

 個人的にアドバイスして

 直させます。

 

問題3: ライティングの課題で、文法のミスを何度もする生徒がいる。

   例) "She always play tennis."など、

      3人称単数の後に続く動詞に's'をつけるのを

        何度も忘れる生徒がいる一方で、他の生徒は大丈夫であるとき...

 

解決策3

 文法ミスを直接訂正するのではなく、

生徒にヒントを与えたり、 答えの発見を促すような発問をします。

などの対話を通して、

生徒自身に間違えを直させます。

 

問題4: 大半の生徒が、リーディングの問題のうち1問を間違えている。

      例) 数人しか正しい答えに辿り着けていないとき....

 

解決策4

 文章を板書し、生徒に問題の答えがどれであるかペアで相談させます。

正しい答えを示した生徒を指名し、

本文中の証拠に下線を引いて答えを確認させるか、

またはクラス全体から正しい答えを引き出します。

 

問題5: ほとんどの生徒がリスニングの質問の答えを間違えている。

   例) 机間巡視して、ペアチェックを促しても、

   生徒の中でもなかなか答えが一つに絞られていないとき...

 

解決策5

 もう一度、音声を流し、答えの部分のすぐ後で音声を止めます

その際、もう一度聞く前に、答えの発見を促すような発問やヒントを与えてもよいです。

可能であれば、再度ペアチェックをさせ、フィードバックの際にわかりにくかった部分を確認させます。

 

 

以上、

TESOLで学んだ 英語授業中の問題・解決法についてお伝えしました。

あくまでも解決法の1例に過ぎませんが、

少しでも参考になれば幸いです。