私は、オーストラリアのIH Sydneyにて
Tesol Certificate Ⅳの英語教員資格を取得しました。
今回は、
TESOL で学んだWriting英語授業の手順
についてお伝えします。
TESOLの授業テクニックについては、こちらも合わせてご覧ください。↓
wembleypark2019.hatenablog.com
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Writing授業のポイント
1. 誰に対する文章なのか
授業の中で生徒が
誰に対する文章を書けるようになる
ことが目的であるか
テキストタイプ(文章の種類)を知ることが重要です。
Writingのテキストタイプ
仕事や面識のない人へ書く文章→ フォーマル(formal),
友人や家族へのカジュアルなメッセージ→ インフォーマル(informal)
の2つに分かれます。
フォーマル(formal)な文章の例
インフォーマル(informal)な文章の例
2. Writing授業のスモールステップ
生徒が適切な言語を生徒が使えるようになるには、
Writingする前に
英語の文法や知識と書くためのアイディア
両方へのサポートが必要です。
スモールステップを踏みながら、
生徒が安心してWriting作業に取り組めるように
Writingの授業を作ります。
授業の流れの中で、具体的にどんなスモールステップが必要か
さらに詳しくお伝えします↓
Writing 授業の手順
1. Lead in(導入)
生徒の関心を惹きつけ、テーマに誘い込みます。
写真、絵、動画や生徒個人への質問を投げかけたり、
先生自身の体験を話したり、日常に関連づけると◎。
2. Reading Task
読解問題を使い、
内容理解のための数個の質問を投げかけます。
この時に、誰に宛てたどんな文章なのか(テキストタイプ)を
生徒と一緒に確認します。
3. Preparing to write-(Useful language)(書くための準備)
Tesolでは、
Meaning(意味を理解してから)→Form(文法・形を学ぶ)
が強調されていました。
始めは意味を意識して、
次に文法という流れです。
Meaning(意味)1の確認
Writing作業に使いやすい語
をいくつか紹介しつつ、
生徒が語の意味を理解しているか確認します。
確認する方法としては、
先生→生徒にパワーポイントなどを使って教える。
また、絵と語を結ぶワークシートを用意して、
生徒同士で相談させながら確認するような
生徒中心のアクティビティにするのも◎。
Form(形式・文法)1の確認
Meaning1で意味を確認した語の
文法を確認します。
意味を確認した後に
ささっと例文を作ってみたり、
意味と一緒に確認するのも◎。
Meaning(意味)2
段落の使い方を生徒と確認します。
お手本となる文章を
段落ごとに分けるアクテビティを入れて、
各段落の意味を確認します。
例えば、手紙の題材の場合、
1 挨拶→2 近況報告→3別れの挨拶 など。
Form(形式・文法)2
段落の場合は、
段落をどう作るか、1スペース空けて..
などの文法上のルールを確認します。
※このように、場合によって
Useful Languageを学ぶ行程
Meaning→Formの流れを2セット行います。
上の例では、語彙と段落についてにしましたが、
他にもリンキングワード(文と文を自然につなぐ言葉)を確認したり、
1セットで十分であったり、
教えるものの種類・数次第で、適宜変わります。
4. Preparing to write-ideas
生徒に、書く作業に入る前に
書くことをメモ書きさせ、
アイディアを生み出す時間を与えます。
表など適宜用いて、考えをまとめさせるのも◎。
この時、書くことに関連したトピックで、
他の生徒と話す
ディスカッションアクティビティなどを入れて、
生徒同士でアイディアを広げることも◎。
5. Writing task
実際に書く作業に入っていきます。(ここでは個人での作業を想定しています。)
先生は、机間巡視の間、生徒の作業の邪魔しないようにしつつも、
困っている生徒がいたら助け舟を出します。
また、早く終わった生徒にフィードバックするのも◎です。
6. Feedback
私がTESOLを受講した時のトレーナーには、
内容についてのフィードバックは必ずするよう言われました。
これは、生徒の活動への振り返り、感想をクラスで共有したり、
先生からのポジティブなコメントなどです。
生徒がWritingに使っていた
良い言語表現を黒板(白板)に書いておき、
他の生徒に共有するのも◎
7. Error correction(間違えの訂正)
Feedback(活動の振り返り・感想)を行なったあと、
時間などに余裕のある場合は、
Error correction(間違えの訂正)を行います。
<チェックポイント>
- スペルと大文字・小文字、句読点のルールなど
- 文法
- フォーマル・インフォーマル、適切な言語かどうか
間違え探しなどの問題にすると
生徒も楽しそうに取り組みます。
~~~~~ Finish! お疲れ様でした!~~~~~
以上、
TESOL で学んだWriting英語授業の手順
についてお伝えしました。
もちろん授業作りの一例に過ぎませんが、
少しでも何か参考になれば幸いです。
ちなみにオーストラリアのTESOLCertificateⅣや
シドニーの語学学校IH Sydneyについて、
初めて教えてもらったのが
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