オーストラリアで学生ビザで
TESOL CertificateⅣコースを無事受講終了しました。
学校は、Tesolコースに評判のある、
International House Sydney (IHSydney)で受講しました。
今回は、難易度とコースの大変さ、
実際に体験して感じたことについてお伝えします。
TESOL Ceritificate Ⅳコースについては、こちらの記事も
合わせてご覧ください↓
wembleypark2019.hatenablog.com
TESOLで学んだ授業シリーズ↓
wembleypark2019.hatenablog.com
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TESOLの中で今注目されているCCQについて↓
wembleypark2019.hatenablog.com
TESOLCertificateⅣとは
TESOL(Teaching English to Speakers of Other Language)
CertificateⅣとは、Tesolの資格中で一番難易度の低い資格です。
しかし、オーストラリアの国家として認められている資格のため、
コース中のトレーナーの先生の判断基準も厳しいです。
やむ終えない欠席以外、許されません。
TESOLCertificateⅣに必要な英語力
私が通っていた、International House Sydneyでは、
コース受講(18歳以上対象)に必要な英語力が以下の通りです。
- General/ Academic IELTS スコア5.5
- PTE スコア43
- TOEFL スコア65
- Cambridge FCE GradeB
- TOEIC 700 + Section B of application forms
以上のスコアを持っている人も、再度電話か学校で
英語力チェックのため、先生と面接する必要があります。
また、これらの資格やスコアのない人も、オンラインや学校にて、
英語力チェックのテストを受けることで、英語力に達していると認められれば、
受講することができます。
実際の受講者のレベル
コース自体は、Upper-Intermidiate対象と書いてありますが、
Intermediate level (中級/一般的な会話が無理なく話せる程度)でも
先生から認められれば受講できます。
実際に、私のクラスメイトは、Intermediateレベルで苦戦しつつも、受講していました。
留学生も滞在できる期間など自分のプランが決まっているので、
学校側も相談にのってくれます。
英語で授業をするので、英語力が必要ですが、
スピーキング力を特に見られています。
日本人は特に高校や大学受験等で鍛えられた文法力が上級で、それと比べてスピーキング力が低い場合が多い傾向があります。逆にスピーキングさえ伸びれば、TESOL受講可能なので、英語が少しでも好きな人には、チャレンジできます。
実際に私が受講してた頃は、日本人の大学生が多く受講していました。
英語力が低い場合
現地の語学学校のSpeaking Course →TESOL Course
英語力が低い場合も、心配ありません。
TESOL受講前に、そのレベルに到達できるよう、
Speakingや一般英語の授業など他のコースを受講してから、TESOLに移行する
という方法もあります。
ほとんどの人が英語力をIH Sydneyなどの語学学校で英語力を上げて、
TESOLを最後に受講していました。
私自身もケンブリッジFCEクラス→ 一般英語Advancedクラス→ ケンブリッジCAEクラス→TESOLの流れで受講しました。
少し、時間とお金はかかってしまいますが、生徒側で受講することで、
現地のTESOL取得者の先生の教え方もわかり、
英語力も上がり、一石二鳥です!
日本の英会話学校→TESOL Course
日本にいながらもスピーキング力を上げるために、
英会話学校に通うこともできます。
実際に現地での滞在期間、生活費なども考えると、
この方法で留学へ行く人も多いのだとか。
留学前の英語力特にスピーキング力アップを目指すなら、
会話に特化した"スパルタ英会話"もおすすめです↓
日本で過ごしていると英語を話す機会がなかなかありませんが、
スパルタ英会話でなら、ネイティブ講師との英会話に特化しているため、
スピーキング力を伸ばすために最適です。
実際に留学前に短期集中で通う人も多いのだそう。
スピーキング力は、人との会話を通してしか磨かれないため、
スピーキング力アップにつながる
グループレッスン通い放題というのが嬉しいポイント。
留学前の良いトレーニングになります。
コース全体の流れ
私が受講したIH SydneyのTESOLコース全体の流れはこんな感じです↓
1~4週間目 | オンライン |
5~8週間目 | 対面 |
9~14週間目 | 実習 |
以下詳しく、何をしたかお伝えします。
1~4週間目
- オンラインで自主学習(1~4週目)
オンラインでTESOLの基本的な考え方、テクニックを学びます。
PCが必要ですが、自分の好きな時間に、好きな場所で、
進めることができます。
生徒や先生との顔合わせはなく、
期間内に終わらせるという形で
自主学習をしました。
自分で計画的に済ませれば、1週間ほどの休みを作ることもできます。
私自身は、12月頃コースを始めたので、クリスマス前に休むことを狙って、
早めにコースを進めました。
- 他の受講者と意見交換
TESOLの授業プランの立て方を学び、
自分の考え、アイディアを記入していく課題があります。
ほとんどが課題のコメント欄に自分の考えを書いていきました。
ちなみに、わからなくても他受講者の答えも見ることができ、
意見交換できたりするので、参考にすることができます。
- Wordの課題提出
2つほどレポートを提出します。
こちらは他受講者を参考にできません。
後で実習後、再提出が必要になる場合があるので、
きちんと学び、wordでレポートを提出する必要があります。
5~8週間目
- 毎週金曜日に(ペア・グループ)で模擬授業
この週に、初めて先生やクラスメイトと会います。
授業内では、生徒主体のペアワークやグループワークなどの活動が多く、
クラスメイトを自然と仲良くなれます。
また、この週から、各週の金曜日にペアかグループでの模擬授業をクラスメイトを相手に行います。人数によりますが、一人10~20分くらいの授業をします。
- 英語での授業に慣れる
この期間に、英語で授業を行うのに徐々に慣れていきます。
先生の毎週見せてくれるミニ模擬授業を参考に、その時の先生のセリフなど、
慣れないうちには全てメモして、自分の模擬授業でも使えるようにしていました。
- トレーナーの先生に質問する
トレーナーの先生には、授業の一番始めに、遠慮なく質問しようと言われました。
実際に、疑問に感じたことは、この週のうちに聞いておきましょう!
後になって聞こうと思っても、理論等はわかっていること前提で進められます。
自分がいかに今まで学んだことを活用して、自立して授業ができるか等すべて評価の対象となってしまいます...。自分が授業を一人で組み立てるときを想像すると、自然に理解できてないところがわかり、質問も出てきて良いです。
是非、積極的に質問しましょう!
9~14週間目
- 本物の生徒への授業
この週から、IHSydneyの無料で提供しているクラスで、サクラではなく本物の生徒を目の前に授業を行います。生徒層は、IHSydneyに昔通っていたという大人の生徒が多く、協力的で授業を聞いてくれます。
また、自由時間にわざわざ学校に来ているので、真面目な人が多いです。
中には、友達作りのために来ている人もいますが、(ほとんどそうかも?)英語力を上げるために来ている人等、授業自体を楽しみにしてる人が多いです。
- クラスメートへのフィードバック
授業するのは週1、2回のため、自分が授業する日でない時には、授業をした友達へのフィードバックをしてお互いに学びます。ここでお互いに遠慮なく言える関係が築けていると、成長のスピードが早いです。もちろん、最後にトレーナーの先生から、授業者へのフィードバックをもらいます。
ちなみに、このホワイトボードは、私が授業をした後のフィードバックで、トレーナーの先生や他のクラスメートにもらったものです。私の授業を道に見立てて、どこが時間が遅かったか等をフィードバックしてもらいました。トレーナーの先生の想像力に感激しました。
- 自立して授業計画する
先生として自立して授業ができるか、英語力を伸ばすのに効果的な活動がされているか等、トレーナーの先生方は、プロフェッショナルな視点で授業の評価をしてきます。
具体的には、タイムマネジメントや授業の流れ、机間巡視の仕方など細かくチェックされます。授業で学んだTESOLの理論とトレーナーの先生自身の視点から、評価されます。
- トレーナーの先生のフィードバックから学ぶ
トレーナーの先生は2人。模擬授業の後、アドバイスをくれます。
私は、一方の先生にしばらく発音の/th/をしつこく注意されました..。
(今ではとても感謝しています。)
もう一人の先生は、あまり注意もされず、褒めてくれ、私のモチベーションを上げてくれました。ただ、いずれの先生も、それまでの信頼関係があるからこそ、厳しいコメントも真摯に受け止めることができ、また自分のやりたい授業にチャレンジできました。
コースの大変さ
9~14週目の実習
色んな人が口を揃えていうのは、9~14週間目の実習でのプレッシャーなどと授業準備が大変でした。特に、日本人の中でも女性は真面目すぎて、完璧主義で、ストレスがたまるかもしれません。私のクラスメイトでは、女の子3人がコースの途中、泣いていました。
他の国籍の人たち、ブラジル人や、チェコの子などはおおらかに構えていました。私は、心の中で必死に叫びながら、見た目は冷静に装っていました...汗
アルバイトを休んで、実習に集中
9~14週目の実習の時には、皆、アルバイトをお休みしていました。一人だけ、生活のためにアルバイトをしている子もいましたが、特別な理由がない限り、アルバイトはお休みして、TESOLの実習に集中する方が良いです。
学校も、コース期間中、アルバイトをしないことを推奨していました。
一方で、5~8週間目の理論を学ぶ期間は、続けていた人が多かったです。私自身も週末だけ、アルバイトをしていました。これは、学校にも許可されています。
かかる時間
私は、
- 教材準備
- 英語での発問練習
全てしないと気が済まず、また、毎回、様々なアクティビティにチャレンジして、その授業ごとのアドバイスをもらい、トレーナーの先生から学びたいという欲張りな気持ちがあったので、授業計画にも時間がかかりました。
人によっては、そこまで自分の授業の活動にこだわらず、
練習(模擬授業)も少しだけという感じだったと思います。
ただ、英語に自信のある人のみできそうですが...。
評価は、しっかりされるので、
可能であれば、練習(模擬授業)まですることをおすすめします。
まとめ
以上、大変さについては人それぞれ違いはあると思いますが、
プレッシャーも大きい分、学びも多かったです。
私自身は、授業を数日もしくは1日で準備しなければならない場合に、
早め早めに2つの授業計画を同時進行したり、
計画的に、完璧主義にならず、割り切って進めることさえできれば、
そこまで大変ではないと思いました。
(もう過ぎてしまったので、自戒を込めて...。)
忙しい分、自己管理能力が試されるコースだと思います。
TESOL取得後の進路については
こちらの記事もご参考までに...↓
wembleypark2019.hatenablog.com
TESOLやCELTAの資格は、
オーストラリアでは英語教員必須の資格なので、
将来の日本の英語教育に、
いつか受け入れられる日を待ち望んでいます!
以上、オーストラリアでTESOL CertificateⅣコース受講!難易度とコースの大変さ【体験談】についてお話ししました。
大変なこともありましたが、IH SydneyのTesol CertificateⅣコースは、
先生のプロフェッショナルさと生徒の真面目さから、
受けて損はないと、自信を持っておすすめできます。
是非、受講に興味のある人は、前向きに検討してみてください!