オーストラリアへ来て、 日本食レストラン(ジャパレス)で働いてみようかなと考えているあなたへ!
賃金は良いのかなど、 私が実際にシドニーへ来て、 日本食レストラン(ジャパレス)の現状について わかったことをお伝えします。
ちなみに私自身は1ヶ月で日本食レストランを辞め、 ローカルジョブに切り替えました。
ローカルジョブに興味のある方は 是非こちらも合わせてご覧ください↓
wembleypark2019.hatenablog.com
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- 賃金は？Cash in handが横行？日本食レストランの現状
- 日本食レストランでの労働環境の改善しつつある？
- 身近の日本食レストランで違法が発覚した経緯
- 日本人の友人からの情報
- Cash in Hand で働く日本人の現状
- Cash in hand でビザ取り消し？
- 合法かどうか見極めるには？
- 私の日本食レストランでの経験
- 数少ない合法の日本食レストラン
- まとめ
賃金は？Cash in handが横行？日本食レストランの現状
残念ながら、日本食レストランで賃金の低いところは、 沢山あります...。
私も、Cash in handといって、 給料を直接手渡しで支払われるため、 銀行口座の振込などによる書類の証拠を一切残さず、 国に税金を払わずに済む
方法で経営している日本食レストランをいくつも見聞きしました...。 ちなみに日本食レストランに限らず、私のフラットメイト、語学学校のクラスメイトの話によると、 様々な国のレストランでCash in handが横行しているようです...。
違法のCash in handのレストランは、 違法の分、従業員を守るための 法律も理解していないマネージャーのいる可能性も....!?
下手に自分の労働力を安売りしないように気を付けましょう。
日本食レストランでの労働環境の改善しつつある？
ただし、そうは言っても、 日本食レストランも 体制も変わってきているようです。
こちらの記事↓ によると...
ワーホリの仕事事情に詳しい留学業界関係者はこう話す。 「日本食レストランの多くは、コロナ前より繁盛しているにもかかわらず、人手不足が深刻化している。... さすがにまだ違法な低賃金でワーホリや留学生を雇っている店はほとんどないのではないか」
実際に、コロナ渦で労働環境を改善するレストランもあるようです。 希望を持って、仕事を探しましょう！
身近の日本食レストランで違法が発覚した経緯
私は、オーストラリアへやって来て、 始めは英語に自信がなく、 ローカルの仕事に興味があったものの、 Cheersや日豪プレスなどの日本人向けの求人サイトで気になる日本食レストランへ応募しました。
日本食レストランへ応募すると、 高い確率で、 日本食レストラン側から 電話もしくはメールで面接の案内がすぐに来ます。
私は、合法のレストランでどうしても働きたかったため、 電話の際、「給料は銀行口座を通して支払われますか？」 と合法であるかどうかをチェックしていました。
すると、とんかつ屋や寿司レストランなど、 日本食レストランを運営するチェーン店では、 まさかのノーコメント....。
自分が働きたかったこともあり、 ショックでした...。
また、別のところでは、 正直に「Cash in hand ですが、大丈夫ですか？」と聞かれました。 ちなみにそこは、Chatswoodにあるレストランで、 時給＄15(cash in hand)でした...。
日本人の友人からの情報
Chatswoodにあるラーメン屋で働いていた仲の良かった友人はCash in handで＄16。 その子は１ヶ月で辞めました。 日本語環境で低賃金だと、 オーストラリアまで来て何をしているんだろう とモチベーションも下がってしまったそう...。
コロナ渦では、Cityのとある日本食レストランで なんと時給$10というところまでありました...。 日本円にすると時給700円くらい。
英語が話せないけど、どうしても仕事が欲しいという日本人留学生、 ワーホリウォーカーの弱さに漬け込んでいるとしか思えません...。
一つや二つでない、違法日本食レストラン...。 私は、そんな友人の話を聞くたびに怒りを覚えました。
店の都合の良さ優先で、従業員をオーストラリアの法に反する、 最低賃金以下で雇うことに危機感がない。 同じ日本人として恥ずかしくないでしょうか？
オーストラリアに長く住んで、 経営の根幹である法律を無視し続ける、 そんなレストランの経営者を信用できません。
若者を安い労働力として雇い、 キッチンで怪我などしても、 気をつけてくれないと感じます...。
Cash in Hand で働く日本人の現状
Cash in handは、手渡しで給料を渡し、銀行口座の振込の証拠を残さない方法です。 一方、合法のレストランでは、給料から税金(Tax)が引かれるため、 cash in handで時給＄15は良い方だと考える人もいます。
しかし、 Cash in hand では、自分の働いていた証拠が書類に残らないため、 マネージャーにもよりますが、無理にシフトを増やされる可能性もあります。
実際、cash in hand のレストランでの面接では、 「沢山シフトが入れば、それだけ稼げるからwin-winの関係でしょ？」と言って、 学生ビザや法律など関係なく(学生ビザ保持者は、働ける時間は、２週間に40時間以内と法律で決められています。) シフトを無理に増やされそうになりました。
このように、Cash in handは「賃金の低い分、他の人より多く働いて、多く稼ぐ」 そんな過重労働者を増やします。
また、時給＄15は、日本円で考えればむしろ良いのでは？ と思う方もいるかもしれません。
しかし、ここは異国の地、オーストラリアです。 レストランに行けば、安くて＄10かかります。 家賃もアルコール飲料も全て高い。
「郷に入れば郷に従え」 その土地で定められている法律は、 労働者である私たちを守るためにあります。
オーストラリアの法の下、 どちらを選ぶのかはあなた次第です。
Cash in hand でビザ取り消し？
万が一、警察に違法で働いていることが見つかった場合は、 ビザ取り消しにされる可能性があります。
私の友人の友人(海外の方)は、日本食レストランでないところでしたが、 違法で働いていたところが見つかり、 ビザを取り消しにされ、 自国へ戻らなくてはならなくなったと聞きました。
一度、ビザが取り消された場合、 次回ビザを申請する際、 二度とオーストラリアに来られなくなる可能性も...!?
警察が、稀にレストランで働いているお酒などを提供しているお店で働く従業員がRSAカードを持っているか チェックしにくることがあります。
もし、警察に 必要な書類など証明できなければ、 違法で働いていることが発覚することは十分にあり得ます...。
合法かどうか見極めるには？
賃金が最低賃金以上、どこでも働く際に必要となるTax File numberの提出を求められれば、合法です。
法律では＄23.23が最低賃金(2023年現在)として決められています。 そのため、日本食レストランで、その値段を賃金に定めているところもあります。 ただし、＄23.23 ＋superや＄23.23（Tax込み）などの表示のある、給料＋税金込みであるかどうかチェックしましょう。
Tax File Numberの提出を求められない場合、$23.23という数字で人を引き寄せて、 実はCash in Handで違法のところかもしれません。
大事なのは、自分の給料に税金が含まれているかどうかです。 最低賃金に関する最新の情報は、"minimum wages Australia" とGoogle検索すると出てくるので、 自分の働く年に合わせてチェックしましょう。
私の日本食レストランでの経験
私が始めに仕事をゲットした日本食レストランは、2019年当時の最低賃金の＄19.94(tax込み)でした。 一方、ローカルで働いた時は＄24(Tax込み)です。
オーストラリアは、Taxとして引かれる額も日本と比べて高いため、 ＄24(Tax込み)でやっと時給1000円くらいでした。 それを考えると最低賃金でもやはり少なかったかなと思います。
ただし、Tax returnの制度もあるため、 Taxを払いすぎた場合は、やがては自分のところに返ってきます。
やはり、色んなリスクを考えた上でも、 合法レストランで働くことをおすすめします。
ちなみに私が働いた日本食レストランでは、 マネージャーは日本人でしたが、私が体調の悪い時には、 シフトなど気にせず、休ませてくれました。
また、包丁裁きも怪我をしないように トレーニングを徹底していました。 そんな場所は、従業員にとっても安全に働ける、 信頼できる、長く働くべき場所だと思います。
数少ない合法の日本食レストラン
ローカルに負けない待遇の日本食レストラン
* YAYOI Japanese Teishoku Restaurant
*Soy Japanese restaurant (Bondi)
最低賃金厳守の日本食レストラン
Tokyo Loco Bowl (Crows Nest, North Sydney)
(日豪プレスなどでチェックしたところです。)
高級レストランはメニューの値段が高い分、 賃金も最低賃金ギリギリではなくなるのかなという印象があります。
まとめ
以上、オーストラリアのアルバイト、 日本食レストランの現状について現地からお伝えしました。
ローカルのレストランの賃金が良い理由は、 メニューの値段にもよるのかもしれません。
ビジネスに関しては初心者の私で何も言えないのですが、 日本人留学生の多いオーストラリア、 日本食レストランの労働環境がこれからよりよく改善されていくことを願います。
